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ハゲタカ



これは映画というかドラマなんだが良くできている。
資本主義のルールに乗っ取って不良債権を安く買いたたいて、高く売る外資系投資ファンドで活躍する主人公とそれに関わる人たちのドラマである。

たったの6回という放送回数でよくここまで描いたなぁと。
もちろん強引さも少々あるわけだがこれをNHKが作ったというのを率直に評価したい。
民放は広告収入を維持するため客の利害に影響がある番組を作らない(作れない)が、公共放送であるNHKならばそういったヒエラルキーに関係なく制作活動ができる。

僕は実力次第で何度でも再チャレンジできて評価がされるグローバル資本主義まんせーな人なので主人公サイドで見ていました。
彼が働き続けるのは金のためだけではなくて、旧ヒエラルキーが蔓延る日本社会を変えたい、良くしたいという思いが少なからずあることに視聴者は物語の進行とともに気づかされる。

90年代後半から2000年前半の日本経済をバックグラントとして描いているんだけれど、実際にその当時使われていたであろう携帯電話や、古くさて狭いいかにも日本のオフィス環境など細かい所までリアルに描いてくれているのが気に入りました。

個人的にはITバブルの下克上で成り上がってきた社長が自分のオフィスに神棚を置いているシーンが印象的だった。
それを主人公が見て「ITの連中には意外にも神頼みをする奴が多いと聞いた事がある。自分たちの仕事が運良く時流に乗っただけだと本能的には気がついている。だから神頼みになる」とこんな感じの事を言うのだが、これはかなり本質的な所をついている指摘だと思った。

「働いたら負けだと思っている」もかなりショックな言葉だったけれど、ITという切り口で働く事を考えた事のある者として、主人公のこの指摘にもまた大きなショックを僕は受ける。

日本のエンターテインメントは脚色されすぎていてリアリティをちっとも感じられない番組がほとんどなので僕はドキュメンタリーしか普段は見ないわけだが、こういった力作を作ってくれるNHKの制作者には敬意を表したいと思います。

僕は一晩かけて通しで見たけれど、たったの6話なので週末を2日に分けてみるなど、時間的制約に気を使わなければいけない忙しいビジネスパーソンな方々も負担少なく楽しめると思います。

それにしても日本のドラマでこんなに楽しませてもらえるなんて全く思わなかった。

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