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商業銀行が牛耳る世界の先進国の中でもまれに見る社会主義の国

いわゆるCB(Commercial Bank)とIB(Investment Bank)の違いを最近まで僕は知らなかったわけだが、業界の研究をしていくうちに今だなお資本主義の面を被った旧社会主義体質が残っていることに気がつく。

需要に対する供給が追いつかない高度経済成長期においては商業銀行が中心になって資本を回転させていくのは時代とマッチングしていたのだが、豊かになり国内の需要が飽和し今後は著しい発展が期待できない産業は必然的に国の外でも事業を展開し、新興国と呼ばれる国々などからかつて自国で得たような発展の恩恵を受けようとするようになる。

そのためこれらの国に進出している企業というのは大抵の場合、日本を含め先進諸国での成功をまずは実現をする。
自動車メーカーや電機メーカーなんかが典型的な例だ。 とはいえ、新興国に対して積極的に攻勢をかけることができるのは一定の地位、規模を手に入れてからになることが多い。
ハイリスクでハイリターンなそもそも市場さえも形成されていないかもしれない国でビジネスをやろうと思ったらある程度の余裕資金のようなものが必要だからだ。

先進的な資本主義が浸透している国々では基本的に市場は限りなく効率的になっていくので、資本を市場から直接集めた方が、うまく資本を回転させることができる。
その時に活躍するのが証券会社であり、社債として債券を発行し世界中の投資家から資金を調達する。

このように投資銀行が資本の中心に新しい時代では牛耳るようになり、投資家と事業化を結びつける役割を果たしているわけだが、日本においては経済成長が終わった後、特にバブルが崩壊した後もなお商業銀行が資本の中心を牛耳っている。

彼ら自身のもそのことを危惧しているからか、投資銀行業務を自分たちでも始めるようにもなったのだが、債券にしても株価にしても単位と言って購入できる最低の個数が決められているので、個人が投資しようと思っても東証一部などの日本を代表する国の株価を持つためにはまとまったお金が必要となり個人には敷居が高いものとなってしまう。

それを個人でも実現するのを可能にし、資本市場と個人を結び、その先にいる事業を間接的に結びつけるのが本当の資本主義である。(今の所、ファンド経由がそれが実現できるのに近い状況になっている。)

とは言え、商業銀行が中心の世界を脱却して米国のようになるとそれはそれで良くないこともある。

すでにそうなりつつある場所も増えているが、まず町並み。これが破壊される。
どこに行ってもフランチャイズの資本がでかい会社が進出をして、同じような景観があちらこちらに作られる。

例を挙げると駅を中心に、駅前にマクドナルド、スターバックス、イオングループのスーパーが作られ、セブンイレブンが数キロメートルごとに店を構える。
そこに昔ながらの町並みは必要とされないし、特に個人で事業をしている人はフランチャイズとの明確な差別化をしない限りすぐに淘汰をされる。

資本主義はまた、格差を拡大する。
実力により個人が活躍の機会を手に入れる反面、活躍の機会を活かせなかった人、そもそも活かすような環境を手に入れることができなかった人には厳しい現実が突きつけられる。

過去の事実ではなく、「今あなたがどうなのか?」を問うことができる評価軸がそこにあればいいのだが、少なくとも今の所、スタート地点に立つには「過去のあなたはどうだったのか?」が問われるので、旧ヒエラルキーの元に失望をし実績を残せなかった人や、そもそも現実に対して諦めに近いものを持っていた人には逆転の余地がない。
ゆえに二極化というものが極限に近い状態で展開をし、負け組と勝ち組に分かれてしまう。

日本における問題というのは一度負けた側に入ると、そこから這い上がっていくのはとても難しいこと。
就職氷河期などに優秀でありながら活躍の機会を得られなかった人たちはこれらの問題を語る上で無視できない存在だ。
彼らはそれなりに努力をし、それなりに成果を出していたにもかかわらず、紙一重の所で才能を発揮するチャンスを剥奪されてしまった。

その結果として才能が発揮できない環境に身を置かざるを得ず、そういった所での実績を評価する軸がまたないため、いつまでたっても這い上がれない。
彼らはワーキングプアとさえ呼ばれ、稼いでも稼いでもいつまでたっても豊かになれない。

一度負けてしまったらそこから起き上がることができないのであれば、フリーターやニートとして生きていけばいいと考えるようになる人が現れたのもこういった人たちの存在を見ていた若い世代である。

僕は彼らの気持ちが理解できるし、彼らの存在も否定できないと同時に、自分自身も紙一重の所でそうなる可能性がある。(働くことが嫌なのではありません、むしろお金を稼ぐことは大好きなのでバリバリ働きたいと思っています。)

結局の所、完全に資本主義にシフトしようとするならば、規制を緩和して新規参入のチャンスと敗者復活のための機会を増やしていかなければいけない。

ただこれをやると旧ヒエラルキーの存在が危うくなるので、政治家を中心に社会主義体制のもと地盤を固めた人々にとっては大変都合が良くないので、彼らは何が何でも今の地位を守ろうと必死になるのである。

だからこそ、そういった旧ヒエラルキーに属すのが賢明と考え、キャリアを積むことがこの国では大事で、そういった観点で受験のための勉強が必要だったわけだけれど、今になってそれに気がついても手遅れですかね。

生まれる国を間違えたとかそういうレベルではなくて、どうすればそういった問題を乗り越えていけるのか?
それが単略的に海外でのキャリアを積むことができる会社に就職すれば良いとだけはどうしても僕には考えられない。

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